知人の皆様に御報告があります

 出社前ですが、後で携帯電話からでなく、今、自宅のPCで書いておくべきだと思うので。


 昨日、その人に僕の所に来ませんかと言われました。
 今日、とろに一緒には居られないと告げました。


 言われたからではなくて、もうずっと悩んでいた事なのですが、ここ一週間ほどは特に具体的に悩み考えていた訳で。 決してとろの事が嫌いになったわけではありません。 8年5ヶ月弱の日々を、その間の苦楽を共有してきた大切な人です。 その事に寸分の違いもある訳がない。 でも愛する人として信じきる事が出来なくなってしまった。 あの件*1は表面的には解決していたけれど、私の深層にずっと残ってしまった。 でも、それでも家族として暮らしている内に癒えるのかもしれない、体に触れられても何の蟠りも苦しみもなく受け入れられる日がくるのかもしれない。 そう思っていたのもまた事実です。 けれど、子供を授かる事の出来ない二人にとって、家族として共に過ごしてもいい事なのか。 もっと言えば、私はとろを父や母のように思っているのではないか。 とろに負担を掛けるばかりで、ただ私は何も考えず、何もしようとせず、ただ甘えてるだけではないのか。 とろには作りたい物を作っていて欲しいし、好きな車に乗って、いつも素敵でいて欲しい。 生活の為に某スタジオに囲われるかどうか迷わずに、本当に作りたい物がそこにあるのかどうか、それともその才能を高く買ってくれているitn御大についていくのか、何のしがらみにも捕われずに決めて欲しい。 私は今までもこれからもとろの作る物の一番のファンでいたいから。
 別れる事についていつから考えていたのか聞かれたので、具体的に考えていたのは本当にここ一週間くらいだったのでそう言うと「一週間で決めたんだ。後悔しても知らないぞ。」と言われました。 私はただ日差しを背負ったとろをまっすぐ見るだけでした。 好きな人がいる事は今日言いました。 何となく気がついてたと言われました。 お前本当にわかりやすいな、とも。 その人とこれからどうなるかなんて私にはわからないし、ちょっとお付き合いをしただけで終わってしまう可能性だってある。 でもこんな中途半端な状態でとろと一緒に居ちゃいけないと思った。 もういい加減、感情に無責任なのは終いにしないと。
 まだ暫くは二人でこの家に居ると思います。 賃貸ではないので処分するのに時間が掛かるから。 届けを出すのはその後で、という事でひとまず纏まりました。 式に来てくれた方々には本当に申し訳なく思っています。 ごめんなさい。 最初は本当に好き同士だったのにね、それを持続させるのは本当に難しいんだな。

*1:去年の出来事